この前は消防士を目指して見事にダメだった話でした。
さて、今回はこの前の最後にも書いたように僕が奈良にいることについて書きます。
消防士の試験の勉強中に友人からある話を持ちかけられました。
友人は
「会社の上司の人の実家が空き家になっていて使っていいらしいからそこでなんかやろう!」と。
それはどこなのか聞くと、
「奈良県!」
と友人は答えました。
その場所の写真も送ってくれて田舎で落ち着いた感じの場所でした。
学生の頃から田舎でお店とかしたいねって話をよくしていたので、
それが実現できるかもと思うと舞い上がりました。
でも消防士を目指して帰ってきたから消防士にもなりたいし複雑な気持ちになりました。
気持ちが揺らぐ時点で消防士になる覚悟ができていなかったんですね。
とりあえず消防士の試験受けてダメだったらそっちを考えようということにしました。
その話を聞いたのが試験が迫り勉強も最終段階の時期だったので正直その話ばかり気になって勉強に集中できませんでした。
最終的に奈良に行く気が勝っており、勉強はろくにすることなく、学生の頃からの癖で当日の自分を信じるという謎の自信に満ち溢れていました。
当然ですが試験は落ちてしまいました。
勉強に費やした時間と教材費と親の期待を裏切る形になって罪悪感に包まれました。
しかし落ちてしまったもんは仕方ないと奈良に行く方向で動きだすことにしました。
空き家はボロボロですぐには使える状況ではなかったので、奈良で仕事をしながら進めていこうということになりました。
そこでまた友人がその空き家の地域の『地域おこし協力隊』というのがあると教えてくれました。
それも応募締め切り日に!笑
僕は考える間も無く急ピッチで応募用紙やらを用意してその日に応募しました。
そして僕は今、地域おこし協力隊をやっています。
なんだか不思議な人生です。
また続きは今度。