一本道。
僕は一本道がすきだ。
まっすぐ続く一本道がすきだ。
どこに続いているのか
どこまでつづいているのか
わからないような一本道がすきだ。
どこに行けるのかわからないから好きなのかもしれない。
僕の中の好奇心が踊りだす。
自転車で移動しているときにそんな一本道を見つけたらついついそっちに行ってしまう。
たとえそれが遠回りになろうとも。
だって僕たちはいつもとは違うなにかを求めているから。
普段の生活にはない刺激を求めているから。
僕らは知らず知らずに期待しているんだ。
いつもとは違う何かが起きないかをね。
その何かを求めて僕は一本道をゆく。